THE ICEについて思うこと

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THE ICEとは?

THE ICEは毎年7~8月にかけて行われるアイスショーです。初期は浅田真央さんが座長、ジェフリー・バトルさんとのペア演技が恒例となっていましたが、浅田真央さんの現役引退に伴い、2018年から代替わりで宇野昌磨選手が座長(本人は拒否しているけど)のような形で運営されています。

THE ICEは、観客を楽しませようという意識が非常に感じられる素晴らしいアイスショーです。各スケーターのプログラムのみならず、THE ICEでしか見られない複数のスケーターによるプログラムや、ダンス対決等非常に見ていて楽しいです。

「THE ICE」のチケット販売、キャスト発表が行われています。私は2019年頃から「#THEICEにグバノワを」というタグを使用して、スーパースターことアナスタシア・グバノワの出演を求めていますが、今回の公演でもまだグバノワの出演情報は発表されていません。これは非常に由々しき事態です。

 

突如話がそれすぎて草

 

THE ICEへの違和感

「男祭りが楽しめる」とは何か

THE ICEの広告がもう出ているようです。出演スケーターもずらりと出ているので、もう出演スケーターはこれで全員…ってコト!?(グバノワを出せ!)

またまた話がそれかけました。気になったのが「男祭りが楽しめる、真夏のアイスショー」という文言なんですよね(過去も同じようなことを言っていたような気はしますが)。このキャッチフレーズが果たして適切なのかどうか、違和感を覚えました。

確かに、現時点で発表されているTHE ICEの出演スケーターはほとんどが男子シングルのスケーターであり、その意味では「男祭り」なのかもしれません。ただ、男子シングルのスケーターのみではありません。2023年4月24日現在発表されている出演スケーターは以下の通りです。

  • 宇野昌磨
  • ネイサン・チェン
  • チャ・ジュンファン
  • イリア・マリニン
  • アダム・シャオ・イム・ファ
  • 友野一希
  • ジェイソン・ブラウン
  • ケヴィン・エイモズ
  • 坂本花織
  • 三原舞依
  • 三浦璃来&木原龍一
  • ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
  • マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ

女子シングルのスケーターとして現世界女王・坂本花織、現グランプリファイナル女王の三原舞依の出演が予定されています。また、アイスダンスやペアでは男女のペアで出演するため、当然ながらそこにも女性スケーターはいるわけです。

本記事執筆時点の出演スケーターは男性11人、女性5人となっており、出演スケーターに占める女性の割合は3割程度となります。彼女らを蚊帳の外に置いて、「男祭りが楽しめる」は強い違和感があります。

そもそも「女祭りが楽しめるアイスショー!」なんて言い出したら大炎上ですよね。それと全く変わりません。

男子スケーターの女装コスプレについて

「男祭り」の違和感について考えていたら、もう1つTHE ICE内で違和感があることについて気が付きました。それは男性スケーターの女装です。

コスプレ自体を結構行っており、鬼滅の刃やマリオになりきる超レアなスケーターが見られる良い機会となっていました。このコスプレの一環として、男性スケーターの女装が恒例になっています。

これは私自身の反省にもなってくるんですが、アニメのコスプレに対しての感想は「かわいい」「似合いすぎ!」なんですけど、女装に対してはそれらの感想に加えて「面白い!」が入ってきているような気がするんですよね。「面白い」ってなんやねんと。ここについては、運営側はもちろんですが、面白がって見ている私たち観客側にも責任があるのかなと思ったり。

ジェンダーの観点からフィギュアスケート界を見直してみようかと思った出来事でした。

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この記事を書いた人

ただのフィギュアスケートファン。フィギュアスケート現地観戦し始めて10年前後。現在も日本国内の大会・アイスショーに出没しています。
このブログでは現地観戦の感想、日々感じたことをのんびり書いています。

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