はじめに
女子フィギュアスケート選手であるアリョーナ・コストルナヤ選手がInstagramで婚約を発表しました!おめでたい!
今回の記事は、コストルナヤ選手の婚約を祝ってここ数年の彼女のスケート人生を振り返ります。
プロフィール
- 氏名:アリョーナ・コストルナヤ
- 生年月日:2003年8月24日(2023年5月21日現在19歳)
- 愛称:美(日本だけ)、コスコス(これも日本だけ)
- 主な実績:2020年ヨーロッパ選手権優勝、2019年グランプリファイナル優勝、2018年ジュニアグランプリファイナル優勝
- 備考:トリプルアクセル、圧倒的な質の高いエレメンツを武器に世界の頂点に立ったスケーター
コストルナヤ、アンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トゥルソワの3選手が同時にシニアデビューした2019~20シーズンがとても懐かしいですね。コロナさえなければ、上の主な実績の中に、中止となった2020年世界選手権における金銀銅いずれかのメダルが記載されていたでしょう。
まだあれからあまり時間が経っていないような気がするのにもう婚約!まだ10代での婚約です。すごく早いなと思うのと同時に、このスピード婚約は彼女の性格的に解釈一致がすごいです。考えてから行動すると言うよりは、行動してから考えるタイプのように見えるので彼女らしいです。コストルナヤはリンクの上で演技として見せる穏やかな姿が彼女の性格を表しているというよりは、おてんば娘と呼ぶのが適切でしょう(おいおい)。
女子シングルからペアに転向
北京オリンピックシーズンまで(2020~2022)
コストルナヤは2020~21シーズンにエテリ・トゥトベリーゼ門下を離れてプルシェンコ門下に移籍。しかし、1シーズンで再びエテリ門下に戻ることを決断しました。この決断を下した理由としてコストルナヤは「確かに(プルシェンコ門下では)楽しく笑顔になれたが、私が本当に笑顔になりたい場所(=表彰台)でそうはなれなかった」という旨の発言をしていたのが印象的でした。
エテリ門下に戻って迎えた北京オリンピックシーズン、前シーズンには回避していたトリプルアクセルを戻してグランプリファイナル進出(中止。この中止を私はまだ許していませんが…というのは別の機会で)。
一方で、エテリやダニイル・グレイヘンガウス等のコーチ陣は彼女に遠慮して指導しているように見えました。1度コストルナヤがエテリ門下を離れたときは、喧嘩別れのような形になってしまったので、コストルナヤが嫌な思いをしないように…と必要以上に気を使ってしまっていたのではないかと思います。それが結果を取るために戻ってきたコストルナヤへの指導として適切だったのかどうかは疑問ですが。結果として、彼女は一番良かった2019~20シーズンの水準まで競技レベルを戻すことはできず、不幸は重なるものでロシア選手権直前に手首を怪我して大会欠場。北京オリンピックへの道は絶たれました。その後、コストルナヤはCSKAのエレーナ・ブヤノワの門下に移籍しました。
北京オリンピック以降(2022~23)
しかし、ブヤノワ移籍後も怪我による手術等もあり競技会への出場はなし。2023年1月にブヤノワはコストルナヤがペアに転向したことを明かしました。ここでのペアパートナーが婚約者になるゲオルギー・クニツァ選手です。彼自身もロシアジュニア選手権(男子シングル)で最高4位に入るなど、シングルスケーターとしても有望な選手でした。
動画が残っていませんが、2人のスロージャンプ等のペア要素もかなり様になっており、コストルナヤ・クニツァペアの今後の活躍に期待が集まっていました。
そして、同年2月にはコストルナヤのInstagramの投稿において、クニツァと恋愛関係にあることが明かされました。クニツァ選手ももともとエテリ門下にいたので、そこで面識があったようですね。
そして、2023年5月ロシア国内メディアによるコストルナヤ婚約の報道を受けて、メディアへの皮肉たっぷりに婚約を発表しました。若くしてのスピード婚約、そしてこの公表方法も含めて”彼女らしい”と感じずにはいられませんでした。
おわりに
競技会への参加に先立ち婚約発表となりましたが、私生活・競技生活共にパートナーとなった2人の活躍が楽しみです。コストルナヤは来シーズン9月のロシアテストスケートへのペアスケーターとしての参加を目標にしていると語っていました。来シーズン、この2人の演技を楽しみに待ちましょう。おめでとうございます。お幸せに。
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