コラム– category –
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フィギュアスケート日本代表の選考はどう変わった?北京五輪以降の選考傾向を事例で解説
はじめに フィギュアスケート日本代表の選考は、北京オリンピックを境に大きく変化しました。選考基準上、大きな変更はないものの、選考基準の運用方針が明確に変わったという印象があります。 以前は「全日本選手権一発勝負」が主流でしたが、現在は「シ... -
フィギュアスケート人気低下の真実:スター不在が原因なのか?
近年、フィギュアスケートにおける「観客動員数の減少」や「スター不在による人気低下」がさまざまなメディアで取り上げられるようになっています。一方で、仮にフィギュアスケート人気が低下しているとしても、スター選手の不在をその原因とする論調に違... -
高校の同級生だった体操の岡慎之助とフィギュアスケートの鍵山優真
2024年パリ五輪代表である岡慎之助選手と、2022年北京五輪銀メダリストである鍵山優真選手は高校の同級生です。高校の同級生というだけでも興味深いですが、彼らは体操とフィギュアスケートという異なるスポーツでそれぞれの道を歩んでいます。この記事で... -
安藤美姫氏の報道からスポーツ報道の在り方を考える
気が滅入るような報道が続いています。安藤美姫さんと彼女の教え子に関する報道ですが、真偽がどうなのかという点はもちろんのこと、報道の在り方が問われているように思います。そこで、この記事では報道の在り方をとくにスポーツに着目して考えてみます... -
「感動を与えたい」への違和感を考える
町田樹さんの「アスリートが「感動を与えたい」という違和感──元フィギュアスケーター・町田樹がいま伝えたいこと」(リンク)という記事を読んで、腑に落ちる箇所・腑に落ちない箇所がありました。 アスリートが発言する「感動を与えたい」とは何か?を私... -
アダム・シャオ・イム・ファのバックフリップを考える
事実関係の整理 ISU規程によるバックフリップの取り扱い フィギュアスケートにおいて、縦回転のジャンプ(=サマーソルト型ジャンプ)、不正なホールドでのリフトは違反要素/違反動作とされています。今回話題になっているバックフリップはサマーソルト型... -
全日本選手権におけるジュニア推薦問題点の提起
2023年全日本選手権 女子シングルでは、最大30人が競技参加するところ、28人での競技となります。その理由がジュニアからの推薦枠最大8枠あったところ、6枠しか使い切らなかったためです。 本件について新しい情報が出ていたので所見を記したいと思います... -
スポーツにおける怪我や病気の美談化の是非
はじめに スポーツの世界では、時に怪我や体調不良を抱えながらも競技に出場するアスリートが称賛されることがあります。 選手にとっては、日々の厳しい練習を耐え抜いてたどり着いた舞台。多少無理をしてでも競技に出場したいという気持ちは理解できます... -
織田信成選手の処分について
現役引退後の復帰届提出ができていない状況下で大会出場していた織田信成選手について、日本アンチ・ドーピング規律パネルによる決定が発表されたので内容をまとめています(正式文書はこちら)。 本件の経緯は以下記事にてまとめています。 決定事項 決定... -
2023年全日本ジュニア選手権と推薦枠
2023年全日本ジュニア選手権が終了しました。全カテゴリにおいて非常にレベルが高く、息をのむような演技が披露されました。しかし、この大会の裏で、全日本選手権への推薦枠に関する議論が沸騰しています。 全日本選手権推薦枠の取り扱い これまでの経緯 ...
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