滋賀県瀬田の地に激かわスケーター鍵山優真さんが降り立つと聞いて、西日本学生フィギュアスケート選手権大会(通称:西インカレ)を観戦してきました。
同じ会場で8月に行われているげんさんサマーカップよりも観客は少なめ、かつ今回の動画が今後放送される可能性は低いと思われるため、今回お目当てだった鍵山選手をメインに観戦記として残すものです。
演技
全体を通して
実は新生Rain,in your black eyesを現地で見るのは今回が初めて!ロンバルディア杯も東京選手権も映像でしか見れていませんでした。
今回、緩急の付け方、プログラムの濃密さに圧倒されました。
場を制圧しているというか、あのリンクの空気を支配しているような雰囲気すら感じました。
多分一番恐ろしいのは、今日の演技を見て「もっと演技は良いものを出せるよね」と思ったこと。イタリア合宿の映像を見ていると、もっと良い演技が出来ていることもあったので。
ジャンプ構成
今シーズンは4回転2本、3A1本というジャンプ構成で試合に臨んでいましたが、今回3A2本にしてきました。
以下のとおり3F+2Tが3Aに、3Lzが3Lz+2Tになっています。
・これまで
4S,4T+1Eu+3S,3Lo,3A+2A//3F+2T,3Lz,3F
・今回
4S,4T+1Eu+3S,3Lo,3A+2A//3A,3Lz+2T,3F
とはいえ、まだセカンド3Tを入れられますし、3回転以上で2本入れているのは1種類のみなので、4Tも追加で入れることが出来ます
先日、鍵山優真フリーザ説を検証するという謎記事を出しましたが、そこで言う第二形態にすらまだなっていません。
にもかかわらず、FS200オーバーは完全に射程圏内に入りました。
今日の演技はジャンプで言うと、3A+2A,3A,3Fが少し怖かったです。3Aは2本とも着氷が詰まりましたし、3Fは少しだけ跳び上がりの軸が乱れたように見えました。
まあ、それでも魔法の膝のおかげでGOEはそれなりに稼げているのですが、ここは本来の出来であればさらにGOEがとんでもないことになっていたものと思われます。
もしかしたら瀬田で200オーバー出していたかもしれませんね
ジャンプ構成を上げられるという意味でも、より質の高いジャンプが跳べるという意味でも、まだまだ「変身」を残しているなと感じました。
冒頭のふらふら
Rain,in your black eyesでは足をクロスさせた状態で冒頭10秒くらい静止し続けることになります。かなり足下が不安定なわけです。
初披露の2022年全日本選手権でもそうでしたが、今回は過去一でふらふらしてなんとかバランス崩すのを堪える姿がありました。
これで気持ち動揺しなければ良いけど…と思っていたら、直後に完璧な4S跳んでいて笑いましたが。
推測ですが、曲が始まった後のバランス崩して転倒だと、減点取られるわ、動いたから演技開始扱いで最後にタイムオーバーになる可能性があるわで散々ですね。
ふらふらする鍵山選手を見て、私の中の町田樹先生が「転倒は、マイナス1点です。」と囁きました。
ふらふらも転倒も、かわいいから「かわいい加点」すべきではないか?という議論もあります(ありません)。
とにもかくにも、もしかしたら冒頭のポーズは変わるかもしれませんね。手直しの機会があれば、ローリーにリクエストするかもしれません。
音源のボリューム
これは演技見ていて少し思ったことなんですが、音源のボリューム少し小さくないですか?
正確に言うと、雨が弱い時のパートは今のボリュームで良いんですが、雨が強くなってくるパートのボリュームが少し小さいように感じています。
音源のボリュームでメリハリをつけることで、雨が強くなってくるパートで「すごいものを見ている」感がより増すのではないか?というのが私の意見です。
6分間練習の様子
詳細はもう出回っていますが、絶好調というわけではなさそうでした。
個人的に「お」と思ったのが、時間中パパちコーちのところに行ったのは中京ジャージを渡すときのみ。ジャンプのミスが出たら自分で調整して成功させていたのがすごく印象的でした。
(私の見落としでパパちのところに行ってたらごめち)
結果的に演技でもノーミスですし、自分で調整していく能力の高さを感じました。
かわいいの大渋滞
今回の鍵山選手はいつもに増してかわいさを振り撒いていました
同じ中京大学生の演技時には、中京ジャージをふりふりして応援。
表彰式前後には観客席に向かって全力お手ふり。
スケーターとしての実力も底知れないと思っていたけど、この人はかわいさも底知れない…一体どれだけかわいくなるんだ…と思いながら見ていました。
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