フィギュアスケートの観戦者を増やすには 補足

先日、フィギュアスケートのファンを増やすにはどうすれば良いのか~何が問題なのか~を考えて記事を投稿しました。幸か不幸か、反響がかなり大きく、その中には「確かに!!!」と思う意見があったので、改めてそれらについて考えてみよう!というのが今回の記事の趣旨です。

前回の記事をまだ見ていない方はこちらから👇

目次

テレビ離れの影響

先日、私はフィギュアスケートの地上波放送が減少していることを問題点の一つとして指摘しました。とくに、グランプリシリーズの放送は関東ローカルになっていたり、深夜放送になっていたり、こういった地上波放送の減少すること、人の目につきにくい時間帯に放送されることによって、「テレビで放送しているフィギュアスケートを偶然見てファンになる」機会が減少しているのではないか?と指摘していました。

この私の意見に対して、以下の意見が寄せられていました。

テレビなんて今時見る?
テレビ見る人が減っているんだから、テレビで偶然放送しているフィギュアスケートを見るなんてことあるの?

この意見を聞いて「確かに!!!!!」と思いました。

実際私もテレビなんてほとんど見ませんからね。フィギュアスケートの放送だけ録画するようにして見ているくらいです。特に若年層はテレビからSNS、YouTube等への移行が進んでいるという調査結果もあり、単純に地上波放送を増やせばフィギュアスケートのファンが増えるというのは少し浅はかだったと反省しています。

もちろん年齢層が上になれば、まだテレビは影響力を持っているとは思いますし、若年層でも全くテレビを見ないということはないのでフィギュアスケートのファンを増やすことに貢献はしそうですが、地上波放送を増やすというアプローチだけでは足りないということですね。

そう考えると、先日は合わないかな~と話していたInstagram、TikTok、YouTube、Twitter(X)の活用を考える必要があるのではないかと思います。テレビから離れた若年層が向かった先がこれらメディアになるので、これらを活用しない手はないです。

ここで参考になるのが、先日紹介したNHK杯の観戦者は誰なのかについてまとめられている論文です。ここでは、NHK杯観戦者に対して、フィギュアスケートの何を重要視しているのかについても質問を行っており、ジャンプやスピンといった技術的要素よりも、音楽との調和や振り付けといった表現的要素をより重要視しているという結果が出ていました。※詳細を確認したい方は👇からどうぞ

つまり、ジャンプやスピンよりも、表現的要素を重要視して各種メディアで発信する方が効果的ではないか?ということになります。

一番ちょうど良いのがステップシークエンスかもしれませんね。表現的要素という側面もありますし。時間も30~40秒程度でちょうど良い短さのように思います。フリー4分間全体の動画がSNSやYouTubeにアップされていても、すぐにスキップされてしまうでしょう。大事なのは、なるべく短い時間でフィギュアスケートファンが重要視している要素である表現的要素をアピールすることだと思います。

TikTokやInstagram、Twitterであればステップシークエンスの時間はちょうど良いですし、YouTubeであればショート動画があります。これも前回の記事で述べましたが、著作権の関係があるので何らかの支出や調整が必要になるものと思われますが、テレビ局任せにするのではなくある程度スケート連盟が戦略的に投資していくべき部分かなという気がしますね。

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この記事を書いた人

ただのフィギュアスケートファン。フィギュアスケート現地観戦し始めて10年前後。現在も日本国内の大会・アイスショーに出没しています。
このブログでは現地観戦の感想、日々感じたことをのんびり書いています。

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