浅田真央アイスショー BEYONDの紹介①【概要】

目次

はじめに

今回は、プロフィギュアスケーターである浅田真央さんが全国各地を回るアイスショー「BEYOND」について紹介したいと思います!
BEYONDは2022年9月の滋賀公演を皮切りに全国各地を周り、2023年7月の東京公演が千秋楽公演となります。
千秋楽公演を迎えるにあたって、BEYONDを既に10回以上観戦している私がBEYONDの魅力を発信しよう!と思い立ちこの記事を書きました。
公演内容のネタバレを含みますので、行こうか迷ってる方、既に観戦している方向けの記事になります。これから観戦を予定している方は、公演後に見ていただけると幸いです。
何度か分けて記事にしようと思っていますので、今日はBEYONDの概要のみの紹介となります。

筆者撮影

BEYONDとは?

浅田真央さんは2017年4月に現役の選手生活からの引退を発表。

2018年5月から「感謝を全国に届ける」というコンセプトのもと、「浅田真央サンクスツアー」というアイスショーを全国で開催しました。コロナ禍による一部会場の中止や延期もありながら、2021年4月の横浜千秋楽公演まで全202公演を行いました。

浅田真央さんはサンクスツアー終了後、休養中すぐに新しいアイスショーについての意欲が生まれたと語っています。

前回のツアー(浅田真央サンクスツアー:引用者注)を終え、色々なことを考える時間がありました。その中で思ったことは「私のスケート人生はまだ終わりではない」ということ。そして、ゼロから新たなショーを作ることを決めました。

そうして企画されたのが「BEYOND」です。BEYONDとは前置詞で「~の向こうに、~を越えて、~を過ぎて」という意味があります。浅田真央さんは「乗り越える」「進化」という思いを込めて、新しいアイスショーの名前を「BEYOND」と名付けました。

BEYONDではショーが始まる直前毎回「これは、私たちの進化の物語」という浅田真央さんのアナウンスが入ります。BEYONDには、出演スケーター全員が過去の自分を乗り越えて進化し続ける、そして進化し続ける自らを観客に見せることによって、見に来た観客も普段の生活で何かを乗り越える、進化するための力になるようにという思いが込められています。

キャスト

座長

浅田真央(あさだまお)

先に述べたように、サンクスツアー終了後、2か月で新しいアイスショーへの準備を始めました。
アイスショーの準備と併せて、自らが運営するスケートリンクである「MAO RINK」の企画も進めていたとんでもない人です。
座長として総合演出を務めます。また、ショー内での出演回数もダントツです。

男性キャスト

柴田 嶺(しばた りょう)

男子の準主役級の立ち位置となります。元ペアスケーターであり、髙橋成美さんとのペアで活躍しました。 浅田真央さんとのペア演技もBEYONDの見どころです。

田村 岳斗(たむら やまと)

浅田真央さんに「救世主になってください」と出演を誘われたそうです。けど、救世主でもなんでもなくて「ただの天才」だったと…。

長野オリンピックの日本代表、全日本選手権優勝2回(1997年、2003年)と選手として活躍し、現役引退後、ここ数年は濱田美栄コーチ門下の指導者として活躍していました。キャスト最年長の44歳です!

中村 優 (なかむら しゅう)

現役時代はユニバーシアード代表になるなど活躍。大学卒業を機に現役引退し、お父さんが銀座の高級寿司屋の寿司職人だったため、家業を継ぐために寿司職人として修業していました。今回、BEYONDに参加するにあたり、お父さんからの理解を得て寿司修行を一時中断しているとのことです。また、同じく元フィギュアスケーターの鎌田詩温さんとYouTubeアカウント「スケラボ」を開設。ジャンプの天才っぷりを見せつけていました。

BEYONDでもトリプルアクセルを跳ぶなど、ジャンプの天才っぷりを存分に見せつけてくれます。

山本 恭廉(やまもと たかゆき)

大学卒業と同時に現役の選手生活を引退。その後は海外のアイスショーで活躍していたそうです。リンクの上で非常に映える、華のあるスケーターです。BEYONDの感想を見ていると山本さんがすごかった、ファンになったという感想が非常に多いです。ショースケーターは彼にとって天職ではないでしょうか。

マルティネス エルネスト

男子選手で唯一サンクスツアーに引き続きの出演となります。怪我により休演が続いていましたが、2023年1月の広島公演から復帰し、この公演が彼にとって初めてのBEYONDになりました。

元々浅田真央さんの大ファンでプログラムの完コピ等も行っていました。浅田さん談で「エルニ(エルニストさんの愛称)の方が(浅田さんの過去のプログラムを)覚えている」とのこと。現役時代は祖国スペイン代表として活躍したスケーターでもありましたが、推しに必要とされて2度も同じ舞台に立っているという点では世界一幸せなファンとも言えるでしょう。

女性キャスト

今井 遥(いまい はるか)

サンクスツアーに引き続きの出演となります。現役時代は全日本選手権4位、四大陸選手権4位など世界トップレベルのスケーターとして活躍しました。現役時代の武器であったスピード、体の柔らかな使い方は今も健在です。

BEYONDは氷上に観客席を作るため、どうしても通常のリンクよりも演技できるスペースが小さくなります。そんな小さいリンクを、三浦佳生選手ばりのすごいスピードで駆け巡ります。

小山 渚紗(こやま なぎさ)

プリンスアイスワールド、ディズニーオンアイスのキャストとして活躍。今回のBEYOND出演が3年ぶりのアイスショー出演になります。

調べていて見つけましたが、現役時代には「白鳥の湖」にとくに思い入れがあり、安藤美姫さん振り付けの「白鳥の湖」を演じていたんですね!そんな「白鳥の湖」をBEYONDで再び演技するということで感慨深いものがあります(参考記事)。

松田 悠良(まつだ ゆら)

グランプリシリーズに4回出場、欠場含めて全日本選手権9回出場するなどジュニア時代から日本のトップスケーターとして活躍しました。2021年10月に現役引退、その1年後にはBEYONDの公演が始まっています。

2022年1月の名古屋フィギュアスケートフェスティバルで行われた松田さんの引退セレモニーでは、お母さまからのお手紙で彼女のスケート人生が容易ではなかったことを知りました。引退セレモニーで披露した素晴らしい演技を「彼女の演技を見るのは、これが最後なのかな」と思いながら見ていましたが、こうして再び彼女の演技を見ることが出来ること嬉しく思います。

今原 実丘(いまはら みく)

現役時代はシングルだけでなく、シンクロナイズドスケーティングにも挑戦していたとのこと。彼女はアイスショーの経験はありませんが、シンクロナイズドスケーティングは16人で1つのプログラムを演技するので、BEYONDでの群舞にも活きているのではないかと思います。(参考記事

小林レオニー百音(こばやし れおにー もね)

BEYONDキャスト最年少の22歳のスケーターです。

スイス生まれ、大阪育ちのスケーター。BEYOND大阪公演では大阪出身スケーターとして、「おおきに~」と大阪弁で挨拶していました。カルメンでソロ演技を披露しますが、非常にオーラがある力強い演技をするスケーターです。

まとめ

今回の記事では、BEYONDがどんなコンセプトで作られたアイスショーなのか、キャストの紹介を行いました。関連記事は以下の通りです。

★BEYONDがどんなアイスショーなのか解説しています。

 ★BEYONDの演目について解説しています

★BEYONDがなぜ成功したのか考察を行っています。

★立川千秋楽公演の現地観戦記録です。

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この記事を書いた人

ただのフィギュアスケートファン。フィギュアスケート現地観戦し始めて10年前後。現在も日本国内の大会・アイスショーに出没しています。
このブログでは現地観戦の感想、日々感じたことをのんびり書いています。

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