2023年国別対抗戦の感想~女子シングル~

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国別対抗戦の概要

2023年4月13日~16日に、東京体育館で国別対抗戦が行われました。

亀のような歩みで感想を書いています。今日は女子シングルです。

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ライブ配信

 

試合結果

ショートプログラム(SP)

Pl. Competitor Nation TSS TES PCS CO PR SK Deduction StN.
1 Haein LEE  KOR 76.90 41.00 35.90 8.89 9.07 9.04 0.00 #10
2 Kaori SAKAMOTO  JPN 72.69 37.34 36.35 9.18 9.11 9.04 1.00 #12
3 Isabeau LEVITO  USA 71.22 37.07 34.15 8.68 8.64 8.36 0.00 #9
4 Madeline SCHIZAS  CAN 69.76 37.60 32.16 8.11 8.18 7.89 0.00 #7
5 Mai MIHARA  JPN 66.85 32.82 34.03 8.50 8.54 8.54 0.00 #11
6 Amber GLENN  USA 66.55 34.72 31.83 7.96 8.11 7.86 0.00 #6
7 Yelim KIM  KOR 62.65 29.39 33.26 8.29 8.39 8.32 0.00 #8
8 Lea SERNA  FRA 60.18 33.39 26.79 6.75 6.64 6.75 0.00 #4
9 Anna PEZZETTA  ITA 56.13 29.77 26.36 6.50 6.46 6.86 0.00 #1
10 Lorine SCHILD  FRA 55.72 31.05 24.67 6.29 6.14 6.11 0.00 #3
11 Sara-Maude DUPUIS  CAN 54.31 28.66 25.65 6.39 6.57 6.32 0.00 #2
12 Lara Naki GUTMANN  ITA 51.12 24.85 27.27 7.04 6.79 6.68 1.00 #5

リザルトサイト(女子SP)

フリースケーティング(FS)

Pl. Competitor Nation TSS TES PCS CO PR SK Deduction StN.
1 Haein LEE  KOR 148.57 76.11 72.46 8.96 9.14 9.04 0.00 #12
2 Kaori SAKAMOTO  JPN 145.75 73.32 73.43 9.07 9.18 9.25 1.00 #11
3 Yelim KIM  KOR 143.59 75.00 68.59 8.54 8.54 8.61 0.00 #6
4 Isabeau LEVITO  USA 142.65 73.52 69.13 8.64 8.75 8.50 0.00 #10
5 Mai MIHARA  JPN 131.21 65.08 67.13 8.25 8.39 8.50 1.00 #8
6 Amber GLENN  USA 128.46 63.93 64.53 7.96 8.07 8.14 0.00 #7
7 Lea SERNA  FRA 117.54 64.52 53.02 6.32 6.54 7.00 0.00 #5
8 Lara Naki GUTMANN  ITA 116.83 62.65 54.18 6.79 6.68 6.82 0.00 #1
9 Madeline SCHIZAS  CAN 115.12 55.74 59.38 7.46 7.14 7.64 0.00 #9
10 Lorine SCHILD  FRA 114.28 63.88 51.40 6.50 6.32 6.43 1.00 #3
11 Anna PEZZETTA  ITA 106.30 53.57 52.73 6.50 6.29 6.96 0.00 #4
12 Sara-Maude DUPUIS  CAN 94.44 46.91 48.53 5.96 5.93 6.29 1.00 #2

リザルトサイト(女子FS)

 

感想

ヘイン・リ(韓国)

四大陸選手権~世界選手権と強い演技を見せていましたが、今大会でも勢いは全く止まることなく、ショート・フリー・総合すべてで今大会1位を獲得しました。

彼女のパワースケートは坂本・ルナヘンに通ずるものがあります。特にステップシークエンスがすごく良かったですね。全くスピードを落とすことなく進んでいき爽快でした。

対・坂本花織を考えると、ジャンプの質(GOE)やPCSではまだ劣るとは思うんですよね。ただ、今大会では、とくにPCSの差が詰まってきたように感じました(坂本さんはミスありなので単純比較できないけど…)。あとは3Aが入ったうえで、その他の要素を今の質でこなすことができれば、来年の世界女王が見えてくるかもしれません。エキシビションの公式練習でも3Aやってたみたいですね。

エキシビションがちょうど18歳の誕生日だったので、エキシビションでサプライズがありました。喜びのあまり2Aを5本跳んでいましたが、こうして見ると普通の高校生だなと思いました。

ちなみに、今大会での彼女スコアは総合で今季世界最高得点(225.47)となりました。2位が坂本の224.61、3位が島田麻央の224.54となります。1人ジュニアルールの人がいますが気にしない気にしない。

このヘインをフィンランディア杯で破ったグバノワさんは実質今季世界最高!!(黙)

坂本花織(日本)

ショート・フリーで1回ずつ転倒がありました。公式練習から今大会では絶叫調というわけではなさそうで、決まったジャンプもいつもの質ではなかったように思います。普段はGOE+4で決めれるものが、GOE+2~3で留まりそうなジャンプがちらほら見られました。

世界選手権から2週間、スターズオンアイスの公演を挟んで、今大会では日本チームのキャプテンを務めていました。さすがにお疲れ気味だったように感じましたが、それでも総合220近く出してくるあたりはさすがです。

個人的には、SPもどきがキスクラに表れてて草でした。あれはSPではなく偽物とかなんとか。笑

イザボー・レヴィト(アメリカ)

ロシア勢を除くとトランジションの多さが群を抜いていますね。足元だけ見てると、トランジションの多さに度肝を抜かれます。その一方で、スケーティングも綺麗で伸びるので、PCSが伸びるのがとても理解できます。

今大会ショートはノーミス、フリーは冒頭3Lz3Loがグバノワさん並みの謎ジャンプだったので、アンダーローテーションになってしまいました。フリーは毎回3Lz3Lo→3Tの順番で「なんでやねん」と思ってしまいます。セカンド3Loの良さが活かせていないんですよね。3Lz3Tでいいような。

あとはジャンプの癖が今後どうなるかですね。それ以外の要素はパーフェクトです。

 

三原舞依(日本)

彼女も坂本さんと同様にお疲れ気味でしたね。もしかすると体調も悪かった?と思うくらい、良いときと比べるとパワー不足でした。ただ、フリーの「恋は魔術師」は、今大会では凛とした美しさ、すごみがあったように感じました。

ショートの「戦場のメリークリスマス」とフリーの「恋は魔術師」だと、ショートの方に注目が集まりがちですが、個人的に何度も見返したくなる演技はフリーの方なんですよね。演技見なくても似合うのわかるよ!!!というプログラムよりも、スケーターの新しい魅力を引き出したプログラムの方が個人的には好きです。

ところで、公式練習でのショート「戦場のメリークリスマス」は手拍子がなかったので、素晴らしく楽しめました。やはり手拍子なしが至高。

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この記事を書いた人

ただのフィギュアスケートファン。フィギュアスケート現地観戦し始めて10年前後。現在も日本国内の大会・アイスショーに出没しています。
このブログでは現地観戦の感想、日々感じたことをのんびり書いています。

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