2025–26シーズン フィギュアスケート国際大会派遣選手選考基準

2025年7月23日、日本スケート連盟は「2025–26シーズン フィギュアスケート国際競技会 派遣選手選考基準」を発表しました(該当PDF)。本記事では、公式資料に基づき各大会の派遣基準を整理します。

目次

派遣選手選考基準:前文

候補選手は強化部が決定し、フィギュア委員会・理事会・選考委員会の承認を経て確定する。
全日本選手権開催週に「GPF終了時点での対象選手」が公開される。

全日本選手権への出場は原則必須ですが、過去の世界選手権メダリストはけが等の理由で欠場しても国際大会に選考される可能性があります。
該当者(シニア):鍵山優真、坂本花織、千葉百音、樋口新葉、三浦・木原組
該当者(ジュニア):中田璃士、島田麻央、上薗恋奈

第25回オリンピック冬季競技大会(2026ミラノ・コルティナ)

男女シングル

男女シングルは各3枠出場枠があります。

  1. 全日本選手権優勝者
  2. 以下のいずれかから1名を総合的に判断。
    A) 全日本2位・3位
    B) グランプリファイナル出場上位2名
    C) ISUシーズンベスト上位3名
  3. 残りは以下いずれかを満たす選手から合計3名に達するまで選考。
    ・2で漏れた選手
    ・ISUワールドスタンディング上位3名
    ・JSF独自の国際競技会ポイント上位3名
    ・派遣国際大会または指定国内大会の2試合平均得点上位3名

ペア・アイスダンス

現時点では、ペアは1枠アイスダンスは0枠出場枠があります。
ペア・アイスダンス共にオリンピック最終予選会で上位に入ることで、追加で1枠獲得することができます。

  1. 以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考
    • 全日本選手権優勝・準優勝組
    • ISUワールドスタンディング最上位組
    • ISUシーズンベスト最上位組

世界フィギュアスケート選手権

オリンピックと同じ選考基準となっています。

男女シングル

男女シングルは各3枠出場枠があります。

  1. 全日本優勝者
  2. 以下のいずれかから1名を総合的に判断。
    A) 全日本2位・3位
    B) グランプリファイナル出場上位2名
    C) ISUシーズンベスト上位3名
  3. 残りは以下いずれかを満たす選手から合計3名に達するまで選考。
    ・2で漏れた選手
    ・ISUワールドスタンディング上位3名
    ・JSF独自の国際競技会ポイント上位3名
    ・派遣国際大会または指定国内大会の2試合平均得点上位3名

ペア・アイスダンス

ペアは2枠アイスダンスは1枠出場枠があります。
※オリンピック予選会とは無関係に世界選手権の枠は保証されています。

  1. 以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考
    • 全日本選手権優勝・準優勝組
    • ISUワールドスタンディング最上位組
    • ISUシーズンベスト最上位組

四大陸選手権

男女シングル

男女シングルは各3枠出場枠があります。

  1. 以下のいずれかを満たす選手から総合的に判断して選考
    • 全日本選手権10位以内
    • ISUワールドスタンディング上位6名
    • ISUシーズンワールドランキング上位6名
    • ISUシーズンベスト上位6名
    • 派遣国際大会または指定国内大会の2試合平均得点上位6名

ペア・アイスダンス

ペアアイスダンスは3枠出場枠があります。

国際的な競技力を考慮し総合的に判断して選考

世界ジュニア選手権

男女シングル

男女シングルは各3枠出場枠があります。

  1. 全日本ジュニア選手権優勝者
  2. 以下のいずれかから、1の選手を含めて合計3名になるまで選考
    A) 全日本ジュニア2位・3位
    B) ジュニアグランプリファイナル出場選手
    C) 全日本選手権参加者のうち上位3名
    D) ISUシーズンベスト上位3名
    E) 派遣国際大会または指定国内大会の2試合平均得点上位3名

ペア・アイスダンス

ペアアイスダンスは1枠出場枠があります。

国際的な競技力を考慮し総合的に判断して選考

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この記事を書いた人

ただのフィギュアスケートファン。フィギュアスケート現地観戦し始めて10年前後。現在も日本国内の大会・アイスショーに出没しています。
このブログでは現地観戦の感想、日々感じたことをのんびり書いています。

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