大会概要
- 日程:2023年9月8日~9月11日
- 開催地:イタリア
- 動画配信:SolidSportでライブ配信※有料
- リザルトサイト:こちらから
- 主な出場選手:鍵山優真、吉岡希、吉田陽菜、アナスタシア・グバノワ
競技結果
Pl. | Name | Nation | TSS = | TES + | PCS + | CO | PR | SK | Ded. – | StN. | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Yuma KAGIYAMA | JPN | 91.47 | 47.38 | 44.09 | 8.75 | 8.70 | 8.95 | 0.00 | #8 | |
2 | Andrew TORGASHEV | USA | 86.41 | 46.91 | 39.50 | 7.95 | 8.05 | 7.65 | 0.00 | #12 | |
3 | Nika EGADZE | GEO | 78.75 | 44.51 | 35.24 | 7.00 | 6.95 | 7.15 | 1.00 | #9 | |
4 | Nozomu YOSHIOKA | JPN | 70.07 | 36.76 | 34.31 | 6.75 | 6.60 | 7.20 | 1.00 | #11 | |
5 | Nikita STAROSTIN | GER | 69.30 | 37.15 | 32.15 | 6.35 | 6.50 | 6.40 | 0.00 | #4 | |
6 | Landry le MAY | FRA | 66.01 | 34.03 | 31.98 | 6.45 | 6.25 | 6.45 | 0.00 | #1 | |
7 | Arlet LEVANDI | EST | 64.75 | 31.35 | 33.40 | 6.60 | 6.80 | 6.60 | 0.00 | #3 | |
8 | Camden PULKINEN | USA | 62.96 | 30.40 | 34.56 | 6.90 | 6.75 | 7.05 | 2.00 | #2 | |
9 | Georgii RESHTENKO | CZE | 60.85 | 30.29 | 31.56 | 6.10 | 6.20 | 6.60 | 1.00 | #7 | |
10 | Andrii KOKURA | UKR | 55.23 | 26.42 | 28.81 | 5.55 | 5.85 | 5.85 | 0.00 | #6 | |
11 | Milosz WITKOWSKI | POL | 50.42 | 21.45 | 29.97 | 6.05 | 6.00 | 5.90 | 1.00 | #5 | |
12 | Kornel WITKOWSKI | POL | 47.17 | 18.44 | 29.73 | 5.85 | 5.80 | 6.15 | 1.00 | #13 | |
13 | Makar SUNTSEV | FIN | 43.42 | 15.69 | 28.73 | 6.00 | 5.55 | 5.65 | 1.00 | #10 |
感想
鍵山優真
No. | Element | Base Value | GOE | Scores of Panel |
---|---|---|---|---|
1 | 4S | 9.70 | 3.88 | 13.58 |
2 | 3Lz+2T | 7.20 | -1.18 | 6.02 |
3 | CCSp4 | 3.20 | 0.64 | 3.84 |
4 | 3A | 8.80 | 2.40 | 11.20 |
5 | FSSp4 | 3.00 | 0.90 | 3.90 |
6 | StSq3 | 3.30 | 1.06 | 4.36 |
7 | CCoSp4 | 3.50 | 0.98 | 4.48 |
Total | 38.70 | 8.68 | 47.38 |
国際大会への出場は2022年3月の世界選手権以来です。その後、怪我の影響があり長期離脱、2022年12月の全日本選手権、2023年8月木下トロフィーを経て再び国際大会のリンクに帰ってきました。
そして、今シーズンから、ソチオリンピック銅メダリストのカロリーナ・コストナーをコーチとして迎えており、今大会初めて大会にも帯同しています。コストナーは多言語話者で、ラディン語、イタリア語、ドイツ語、英語、フランス語を話すことができます。ロシアを拠点にしていたこともあるので、ロシア語も話せるでしょうね。もしかすると、ゆまちさんと日本語でやりとりしている可能性すらあるのではと思ったりしてしまいます。
SPの”Believer”(私はゆまーバーと呼んでいますが)は昨シーズンから継続のプログラムですが、本人も話しているように昨シーズンよりも動きの強弱がつけられるようになったと思います。前戦である木下トロフィーでは、復帰戦となる緊張感からか、練習や合宿での映像ではできていた強弱のつけ方ができていないように見えていました。常に強い!みたいな。今大会ではしっかり修正をしてきて、練習でできていた強弱のつけ方ができていたと思います。
状態としては、まだ100%ではないですが、それでもだいぶ戻ってきたという印象があります。3Lz+3Tはファーストジャンプ着氷後にオーバーターンが入って2TになったのでGOEマイナスとなりましたが、それ以外については基本的にGOE+3~4でまとめており、GOEモンスターっぷりを見せつけてくれました。そう言えば、この方はジュニアルールのノークワドSPで95点出していたので、1クワドで100点は普通に出せそうですね。
少し髪の毛が長くなっていて大人っぽくなったように見えますが、演技後に3Lz+3Tのミスを悔やんでか頭をこてんっと傾けていたのが非常にかわいかったです。GOEモンスターであり、ギャップモンスターでもある。
キスアンドクライが左から、全日本3連覇、北京五輪銀メダリスト、ソチ五輪銅メダリスト、と絵面が強すぎて草。
吉岡希
No. | Element | Base Value | GOE | Scores of Panel |
---|---|---|---|---|
1 | 4Tq F | 9.50 | -4.75 | 4.75 |
2 | 3A | 8.00 | 1.60 | 9.60 |
3 | FSSp4 | 3.00 | 0.48 | 3.48 |
4 | 3Lz+2T | 7.92 | 0.59 | 8.51 |
5 | CCSp3 | 2.80 | -0.06 | 2.74 |
6 | StSq3 | 3.30 | 0.46 | 3.76 |
7 | CCoSp4 | 3.50 | 0.42 | 3.92 |
Total | 38.02 | -1.26 | 36.76 |
シニア国際大会への本格デビュー戦となりました。
昨シーズンから今シーズンにかけて、最も化けた選手の一人ですよね。とくにスケーティングが完全に別人すぎて、本当に何があったんだと困惑しています。誰でも良いので詳しくどんなトレーニングをしてきたのか、インタビューして記事にまとめてもらえないかな~と思います。他のスケーターにとっても参考になりそう。
あとは、だいぶ改善されてきたところですが、上半身の動きにもっと強弱があると良いなと思います。何度も言いますが、これも年々かなり改善されてきているので、本人がいかに努力してきたのかが本当によくわかります。
鉄板4Tのミスがあり、点数的には伸び悩みましたが、まず今大会は表彰台に立って実績を積むこと、ポイント獲得することが大事だと思います。大きく3位まで点差が離れているわけではないので、世界ジュニアと同様に逆転表彰台取りたいところですね。
ところで、毎度のことながら、髪型爆発してて笑います。
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