ジュニアグランプリファイナル進出ボーダーを探る【第6戦終了時点】

ジュニアグランプリシリーズも第6戦が終了して残り1戦。

シリーズの成績を整理して、誰がどの程度の成績を取ればファイナル進出できるのかを探っていきましょう。

目次

男子シングル

第6戦終了時点ランキング

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順位氏名所属国獲得ポイント2戦の最高順位2戦の合計スコア
1中田 璃士JPN28pt1位440.00
2Juheon LIMKOR28pt1位439.50
3Francois PITOTFRA28pt1位437.36
4Hyungyeom KIMKOR28pt1位433.91
5Adam HAGARASVK24pt1位420.43
6Beck STROMMERUSA24pt2位411.14
7Minkyu SEOKOR22pt1位427.42
8蛯原 大弥JPN22pt3位391.90
9Naoki ROSSISUI20pt2位403.39
第6戦終了時点ランキング

1位(15pt)と2位(13pt)を獲得した場合28ptになります。JGPSは7戦あるので理論上28pt獲得者は7人が誕生する可能性があり、その場合は28pt獲得者から1人JGPF進出を逃すことになります。しかし、そのパターンは7戦に7人が2人ずつ出場して全大会ワンツー取る必要があるのでまず起こりません。

今回の男子でも28pt獲得者7人は発生することがなくなっているので、28pt獲得している中田、LIM、PITOT、KIMの4人はJGPF進出が確定しています。

また、加えて、第7戦出場選手のうち2人以上が現在ポイントランキング第5位のAdam HAGARA選手を上回ることは起こりえません。HAGARA選手もJGPF進出が確定しています。

男子は全7戦すべて優勝者が異なることになるので、多くの選手がより多くのポイントを取得しています。こうなると、JGPF進出ボーダーラインは、ポイント上はかなり上がってきます。

第7戦主な出場予定選手

  • Daniel MARTYNOV 11pt(207.98)
  • 中村 俊介 3pt(187.88)

ポイントランキング第5位のAdam HAGARA選手はJGPF進出が確定しているので、同第6位のBeck STROMMER選手を上回り第7戦出場選手の中で最もポイントを稼ぐことができればJGPF進出となります。

ただし、第7戦出場選手のうち、ポイントランキングでBeck STROMMER選手を上回る可能性がある(=1戦目4位以上の選手)のはDaniel MARTYNOV選手のみです。つまり、現時点で、Beck STROMMER選手とDaniel MARTYNOV選手のアメリカ勢どちらがJGPFに進出するのか?という状況になっているわけです。

Daniel MARTYNOV選手の第7戦における成績が
  • 優勝→獲得ポイント26ptとなり、Daniel MARTYNOV選手がJGPF進出決定
  • 2位→獲得ポイント24ptとなり2戦の合計スコア勝負となる。第7戦203.17以上であればDaniel MARTYNOV選手がJGPF進出決定
  • 3位以下→獲得ポイント22ptとなり、Beck STROMMER選手がJGPF進出決定

JGPF進出選手

  • 中田 璃士(日本)
  • Juheon LIM(韓国)
  • Francois PITOT(フランス)
  • Hyungyeom KIM(韓国)
  • Adam HAGARA(スロバキア)
  • Beck STROMMER(アメリカ)もしくはDaniel MARTYNOV(アメリカ)

この時点で、中田選手のシリーズトップ通過と国別出場人数が確定しています。韓国が最多2人、その他は各1人であり、日本・フランス・スロバキア・アメリカの選手が進出となります。

女子シングル

第6戦終了時点ランキング

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順位氏名所属国獲得ポイント2戦の最高順位2戦の合計スコア
1Jia SHINKOR30pt1位402.07
2中井 亜美JPN30pt1位385.30
3上薗 恋奈JPN28pt1位380.02
4Yuseong KIMKOR26pt2位366.90
5Minsol KWONKOR24pt2位349.45
6髙木 謠JPN22pt2位359.76
第6戦終了時点ランキング

女子は完全な日韓対決になっています。

男子と同様に、今回のケースでは28pt獲得者が7人以上発生することはあり得ないので、ジアシン、中井、上薗の3人のJGPF進出は確定。

また、第7戦出場予定選手のうち、ポイントランキング第4位のYuseong KIM選手を3人以上上回る人が発生することは起こりえないので、Yuseong KIM選手もJGPF進出は確定。

残る枠は2枠です。

第7戦主な出場予定選手

  • 島田 麻央 15pt(213.86)
  • Elyce LIN-GRACEY 9pt(179.16)
  • 櫛田 育良 9pt(176.09)
  • Sherry ZHANG 7pt(170.65)

島田選手は4位以上でJGPF確定。5位の場合でも、Elyce LIN-GRACEY選手、櫛田選手、Sherry ZHANG選手が第7戦優勝でない限り、JGPF進出ができます。6位以下だとJGPF進出できません。

Elyce LIN-GRACEY選手、櫛田選手は優勝すればJGPF決定。2位の場合は、島田選手が6位以下、Sherry ZHANG選手が2位以下である必要があります。

Sherry ZHANG選手は、優勝した上で、島田選手が6位以下であればJGPF進出ができます。

で、ここまで見てわかると思うんですが、ノービスA2年目時代からノービス~ジュニアと同世代の選手に負けなしの島田選手が2位以下、6位以下ってあまり想定できないですよね。勝負に絶対はないですが、女子のJGPF進出メンバーはほぼ決まりと言っても過言ではないと思います。

JGPF進出選手

  • Jis SHIN(韓国)
  • 中井 亜美(日本)
  • 上薗 恋奈(日本)
  • Yuseong KIM(韓国)
  • Minsol KWON(韓国)、髙木 謠(日本)、島田 麻央(日本)、Elyce LIN-GRACEY(アメリカ)、櫛田 育良(日本)、Sherry ZHANG(アメリカ)の中から2人

ちなみに、順当に第7戦で島田選手が優勝したら以下のメンバーになります。これが一番確率高いですね。

  • Jis SHIN(韓国)
  • 中井 亜美(日本)
  • 上薗 恋奈(日本)
  • Yuseong KIM(韓国)
  • Minsol KWON(韓国)
  • 島田 麻央(日本)
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この記事を書いた人

ただのフィギュアスケートファン。フィギュアスケート現地観戦し始めて10年前後。現在も日本国内の大会・アイスショーに出没しています。
このブログでは現地観戦の感想、日々感じたことをのんびり書いています。

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