グランプリファイナル進出ライン徹底解説|過去10年のボーダーと最新動向【男子シングル】

フィギュアスケートのグランプリファイナルは、グランプリシリーズの中でトップ6名(男女シングル)、6組(ペア・アイスダンス)のみが出場できるハイレベルな大会です。
シーズン前半の世界一決定戦となっています。

この記事では、出場資格の仕組みから、過去10シーズンの進出ボーダー、そして2025-26シーズン最新動向までをまとめます。


目次

グランプリファイナル出場資格の仕組み

  • グランプリシリーズは全6大会開催
  • 各選手は最大2大会まで出場可能
  • 各大会での順位に応じて「順位ポイント」を獲得
  • シリーズ合計ポイント上位6名(6組)がファイナル進出

順位ポイント

グランプリシリーズにおける順位ポイントは以下のとおり。

各6大会の順位男女シングルペア/アイスダンス
1位15ポイント15ポイント
2位13ポイント13ポイント
3位11ポイント11ポイント
4位9ポイント9ポイント
5位7ポイント7ポイント
6位5ポイント5ポイント
7位4ポイント
8位3ポイント
グランプリシリーズ順位ポイント

タイブレーク

順位ポイントの合計が同点の場合は以下の基準で比較されます。

  1. 出場した2大会における最高順位が高い選手が上位
    • 例:1位+4位(24pt) vs 2位+3位(24pt) → 1位を持つ選手が上位
  2. 最高順位も同じ場合は、2大会の合計スコアが高い選手が上位
  3. さらに同点の場合も細かい基準が設定されているが、ここまでで決着するケースがほとんど

グランプリファイナル進出ボーダーライン

進出ライン(シリーズ6位)

スクロールできます
開催年順位氏名所属国獲得順位ポイント最高順位合計スコア
20136Han YANCHN241459.85
20146Yuzuru HANYUJPN222467.35
20156Daisuke MURAKAMIJPN223161.12※
20166Adam RIPPONUSA223528.96
20176Boyang JINCHN222510.51
20186Junhwan CHAKOR223497.96
20196Boyang JINCHN201486.51
2020開催中止
20216Jason BROWNUSA242523.75
20226Shun SATOJPN242511.24
20236Kevin AYMOZFRA242529.12
20246Daniel GRASSLITA242523.40
グランプリファイナル進出ボーダーライン

※2015年はフランス大会中止のためSPのみのスコア

ボーダー直下(シリーズ7位)

スクロールできます
順位氏名所属国獲得順位ポイント最高順位合計スコア
20137Nobunari ODAJPN242486.16
20147Jason BROWNUSA202469.73
20157Han YANCHN203160.5※
20167Boyang JINCHN202523.62
20177Jason BROWNUSA222507.09
20187Keegan MESSINGCAN202485.92
20197Nam NGUYENCAN202508.97
2020開催中止
20217Shun SATOJPN222512.04
20227Adam SIAO HIM FAFRA221519.43
20237Shun SATOJPN242520.84
20247Mikhail SHAIDOROVKAZ222508.03
グランプリファイナル進出ボーダーライン

ボーダーラインの傾向

グランプリファイナル進出ボーダーライン(男子シングル)
  • 最多は22pt・24ptライン
  • 最近は24ptがボーダーになったケースが増加
  • 20ptでの進出は稀(2019年のみ)
  • 確定ライン:26pt以上
  • 当確ライン:24pt(1位あり)、または26pt(最高2位)
  • ボーダーライン:22~24pt(最高2位)
  • 20pt以下は極めて厳しい
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この記事を書いた人

ただのフィギュアスケートファン。フィギュアスケート現地観戦し始めて10年前後。現在も日本国内の大会・アイスショーに出没しています。
このブログでは現地観戦の感想、日々感じたことをのんびり書いています。

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